進路講演会が開催されました

講演される吉岡社長

進路講演会が開催されました

講師:ハシダ技研工業株式会社 代表取締役社長 吉岡 亨浩 様
10月22日(水)に行われた進路講演会(会場:日向市中央公民館)では、ハシダ技研工業株式会社 代表取締役社長 吉岡 亨浩 様をお招きし、「苦手を乗り越える力」や「働くことの面白さ」についてお話をいただきました。


苦手を避けず、楽しさを見つける

吉岡さんは、中学生の頃に抱いた夢を叶えられなかった経験から、「別の道でも、自分の力を活かせる場所がある」と感じたそうです。
その後、機械を扱う仕事に就き、現場で働きながら技術を学び続けました。最初は慣れない作業に戸惑うこともありましたが、「どうせやるなら楽しさを見つけよう」という気持ちで、少しずつ前向きに取り組んだといいます。


苦手な英語を武器に変える

入社後の海外研修では、英語に苦戦しながらも「知らない単語を一つずつ覚える」という地道な努力を続けました。「学生のうちにもっと勉強しておけばよかった」と感じたものの、その経験が「学び続ける姿勢」の原点になったと語ります。


人との関わりで見えた「仕事の面白さ」

その後は営業やマネジメントにも挑戦。若くして責任ある立場を任され、苦労も多かったそうですが、「利益を増やし、社員に還元したい」という思いで努力を重ね、次第に信頼を得ていきました。「苦手なことも、やり方を工夫すれば面白くなる。努力する中で、人とのつながりが力になる」と語ってくださいました。


苦手を恐れず、「問題」をチャンスに変える

講演の中で吉岡さんは、何度も「苦手を避けないことの大切さ」を強調されました。
「苦手なことがあるからこそ、人には個性と多様性が生まれる。その多様な価値観こそが、組織を成長させる力になる」と話されました。
そして、高校生に向けて次の2つの言葉を贈ってくださいました。
① 問題に気づくことが成長の第一歩であること。
② 自分で限界を決めないこと。


講演を終えて

講演後は多くの質問が寄せられ、生徒たちの表情も生き生きとしていました。
「苦手」や「壁」に直面しても、それを“チャンス”ととらえ、前向きに取り組んでいくことの大切さを改めて感じる時間となりました。 これからの進路選択や学びの中で、今日の言葉を胸に、一歩ずつ前へ進んでいきましょう。

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