宮崎大学との連携による探究交流プログラムを実施
大学での学びを体験し、自らの探究を深める
令和7年9月16日(火)、日向高等学校フロンティア科2年生30名が宮崎大学(地域資源創成学部)を訪問し、大学生との交流を通して探究活動を深めるプログラムを実施しました。
この取組は、「大学の雰囲気に触れ、進路実現への意欲を高める」「課題型学習の中間発表を行い、今後の学習の深化を図る」ことを目的としており、宮崎大学の学生・教員と協働しながら進路意識の向上や学びの幅を広げる貴重な機会となりました。
模擬講義とキャンパスツアー
午前中は、宮崎大学の松岡崇暢先生による社会学の模擬講義を受講し、大学での学びの一端に触れました。その後、学生スタッフの案内でキャンパスツアーが行われ、学内施設の見学や大学生活の様子を実際に体験することができました。
高校生による探究発表と大学生からのフィードバック
午後は、フロンティア科の生徒がグループごとに課題型学習の中間発表を行いました。大学生が各グループを回りながら発表内容にコメントし、より良い探究の進め方や新たな視点についてアドバイスを受けました。生徒たちは「大学生から具体的な助言をもらい、自分たちの探究を深めるヒントが得られた」と振り返っていました。
大学生との座談会
続いて行われた座談会では、大学生が自らの「人生曲線」をもとに高校時代から現在に至るまでの経験を語り、生徒たちは進路選択や学びの姿勢について質問を交えながら対話しました。「大学生のリアルな話を聞けて、将来のイメージが具体的になった」「進路に迷っていたが、大学での学びの魅力が伝わってきた」といった声も多く聞かれました。
学びの共有とまとめ
最後のセッションでは、1日の活動を振り返り、グループごとに気づきを共有しました。代表生徒が全体の前で発表を行い、互いの学びを確認し合いました。
生徒たちは、大学での学びに触れることで自らの探究への意欲を高め、今後の活動に向けて新たな視点を得ることができました。
今後に向けて
今回の交流を通して、フロンティア科の生徒は「地域を学びのフィールドにする」大学の姿勢を実感するとともに、自分自身の学びを社会にどうつなげていくかを考える機会を得ました。
今後も本校では、大学や地域との連携を通じて、生徒の主体的・探究的な学びをさらに充実させていきます。