本校3年勤務、高千穂高校へ
私にとって日向高校は、「何かを信じたくなるような気持ちにさせてくれる場所」でした。どんなときも廊下ですれ違うと挨拶をしてくれる朗らかさ、授業中紹介した勉強の仕方を取り入れてみる素直さ。定期テストでうまくいかなくても、次のテストの前は友達と一緒に質問に来る一歩を踏み出す決意。紫雲祭本番までクラスのみんなでどうにか完成させようと練習し続けた意地。百人一首大会本番で見せた集中力。部活の試合で、仲間が点数でも気持ちでも追い込まれているときにかける熱い応援。このような姿が日々、私が日向高校で前向きに働く気持ちを支えてくれました。もちろん、どうしていいか分からなかったり、こうすればいいと分かっていても気持ちが進まなかったりした日もありました。しかし、私にはくるくると表情を変えながら目の前で授業を受けてくれる生徒のみなさんがいました。体育館でいつも挨拶をして迎えてくれる部活動生がいました。以前関わったことがある、なしに関係なく接してくれる日向高校生のみなさんがいました。そのようなみなさんのおかげで、「うまくいきそうにないこともうまくいくかも!」と何かを信じながら毎日を過ごせたのです。同じ時間に同じ場所で過ごせるのは素敵なことですね。みなさんも周りの友達や先生の力を借り、自分の力に替えながら一歩ずつ進んでいってください。応援しています。3年間、本当にありがとうございました。
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