校長挨拶

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令和6年4月より本校第21代校長として赴任いたしました、鬼束美和と申します。

本校のさらなる教育の充実に向け尽力して参ります。今後とも本校の教育活動に対しまして、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

さて、本校は今年で創立50年目を迎える日向市・東臼杵地区唯一の普通科高校です。地元の要望を受け、昭和483月に県議会で設置が議決され、昭和50年、富島高校普通科が日向高校として分離独立した形で産声をあげました。開校に至るまでには、第一代校長 加藤 信行 先生をはじめとする準備委員の先生方が、県内はもとより、大分、山口、鹿児島、三重、静岡の先進校を視察し、普通科10学級450名でスタートしました。手元にある「設立準備資料」の原稿には、学校運営の中の努力目標の1番目に、「新校風の樹立をはかる」とあり、「職員・生徒一体となり、開校のよろこびを共にしながらあらゆる困難を克服し、新清あふれる第一歩を力強くふみ出すと共に、剛毅な意志と創造性あふれる高邁な精神に満ちた校風を樹立する」と、気概を示す筆圧で、凜とした字で書かれています。(手書きです)

本校開校を胸躍らせ新たな歴史を作るという意欲に満ち満ちた先輩方に敬意を表し、50年たった本年度、改めてこの目標を読み返しますと、背筋が伸びる思いです。

50年前とは比較にならないスピードで変化し続ける現代社会において、この目標を私なりに解釈しますと、「生徒と職員が共に未来に向かって、あらゆるリスクを勘案しながら、臨機応変にBetterな選択ができるよう、くじけず挑戦し続けるしなやかな強い意志を尊重し、誰もが大切な存在として、すべからく幸せになれるよう考え行動できる学校」でしょうか。

新年度を迎え、日向高校では、目標に向かって試行錯誤しながら挑戦する「勇気」を称える学校でありたいと思います。失敗は成功のもと。失敗は挑戦した証です。現代は、自分が実際にやってみなければわからないことだらけです。大切なのは、失敗してもくじけずにまた挑戦する力、困難をしなやかに乗り越え回復する力resilienceが必要です。「やってみようかな?」きっかけはダメ元の軽い気持ちからでいい。まずはやってみること。日向高校は挑戦する生徒を応援する学校です。毎朝、日向高校生は「希望の坂」を自分の足で歩いて登校します。先輩方も歩いたであろうその坂をこえて~ここから、あなたの未来が開いていきます。

                    宮崎県立日向高等学校 校長 鬼束美和